ED(勃起不全)
満足な性行為を行うのみ十分な勃起ができない、または維持できない状態が持続した場合、勃起不全の可能性があります。
1998年に施行された疫学調査の統計によりますと日本のEDの有病者数は、中等度EDが約870万人、完全EDが約260万人併せて約1130万人と推定されています。
超高齢社会である2022年の日本では、更なる有病者数が増えていると推測されます。
1999年にPDE5阻害剤であるバイアグラ(シルデナフィルクエン酸塩)が発売されてから、ED治療の薬物治療はPDE5阻害剤中心となりました。
現在、3剤のPDE5阻害剤が使用できますが、初期治療の失敗の多くは服薬指導が不十分であると指摘されております。
またインターネットを通じて入手して薬剤は偽薬である可能性が高く有害物質が含んでいることもあります。当院では日本性機能学会専門医が在籍しております。EDで悩んでいる方は気兼ねなく相談に来てください。
※参考文献
夜間頻尿ガイドライン「第2版」
2021 後期研修医がおさえておきたい泌尿器疾患TOP30
ED診療ガイドライン
PDハンドブック
解説した医師
南里正之
役職: 院長
専門分野: 腎泌尿器科
経歴:佐賀医科大学卒業、医学博士
東京女子医科大学腎臓病総合医療センター、佐賀大学医学部泌尿器科、南里泌尿器科医院での勤務後、2021年9月より医療法人社団自靖会へ。現在は井口腎泌尿器科内科・親水の院長として、外来や治療の傍ら、当ブログを執筆中。