笑顔の輪が広がってほしい
私達の理念は自靖自献。自らを朗らかにすることで、他人を朗らかにできる。そんな笑顔の連鎖が広がって欲しいと思っています。
現場に入り、資格を増やす事で出来ることが増える
医療法人社団自靖会の介護老人保険施設めぐみリハビリテーション課の吉田です。私は高校生の時に進路を決めました。
理学療法士、リハビリの仕事を目指したきっかけは、元々、高齢者の方の役に立つ様な仕事がしたいと考えていたからです。
最初は介護士を目指していました。その中で関わる理学療法士の先生と話す中で、「なるべく在宅で生活がしたい」という利用者様の要望を叶える為に、ヘルパー3級(訪問介護員養成研修3級課程)だけではなく理学療法士の資格も取りました。
リハビリテーションは共同作業
私の仕事は介護老人保健施設で高齢の方のリハビリテーションする仕事です。在宅生活が出来るよう、より長く住み慣れた地域で生活できるよう身体評価をし、その方の状況にあったリハビリプログラムを計画します。
リハビリに関しては3部門ありまして、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がおります。それぞれが専門的な視点から利用者様について多角的に評価し、生活の向上、生きがい作りを 目標に利用者の状態に適したリハビリを提供しています。
病院から老健に来て、回復期から生活期に移行する中でのリハビリは、必要な時期に必要な回数が行えるようにしています。新しく老健に入られた方は、医師が必要と判断した場合には入所から3か月間は週3回以上のリハビリを集中的に出来ます。
普段であれば週2回というのが老健の規定ではあるんですが、私の働いている老健めぐみにおいては、週3~5回を基本としてリハビリテーションが行える様になっています。
専門スタッフによる評価・アドバイスの実施に関しては、老健の介護・看護・地域連携課、その他の部署に限らず、これからご自宅に帰られるご家族、家庭でのケアマネージャーに対して連携がはかれる様にしています。利用者様の思い通りにならないこともある為、本人や家族との会話にも大切です。気持ちなどを汲み取ることも重要です。100%希望通りにならなくても、納得し、安心した生活が送れるよう、チーム一丸となって支援しています。
腎臓リハビリを広めたい
「腎臓リハビリテーション」は、まだ名前を知らない方も多いですが、腎臓病を抱えている方の身体機能や生活を支えられるよう、運動・食事・精神面など包括的なサポートをし、社会復帰を目指すプログラムを指します。
腎臓病の利用者、患者様の生活、生命予後を改善させる事を目的としています。
腎臓リハビリテーション学会がこの施策を普及させる為に、腎臓リハビリテーション指導士と呼ばれる資格を設けました。当施設ではまだ1名ですが、今年度2名増える予定です。腎臓リハビリテーションには身体機能の向上や心臓・腎臓の保護効果が期待されております。
腎臓病の利用者、患者様に関しては健康な方に比べて、身体機能が落ちてるという報告もあります。そういった状況にならない、そういった事を予防するという事は非常に重要だと考えています。こうした治療だけではなく、腎臓リハビリの啓蒙活動を含めて、この江戸川区地域に貢献できれば良いなと思っております。
笑顔が原動力
私の日々の支えは、子供と過ごす時間です。
子供の頃。私の父親は非常に忙しい人でした。そんな忙しさの中でも、時間をとって色々な体験や経験をさせてもらいました。私も自分の二人の子供にも、そうしたいと思います。子供達が喜ぶ事でこちらもエネルギーをもらっています。
笑顔がなにより一番です。お世辞でも「良かった」と言ってもらえればうれしいです。せっかく関わりを持って頂くのであれば、笑顔で帰って頂くことがやりがいに繋がっていると思います。子供達の笑顔がそうであるように、私の笑顔も他の職員の笑顔も、きっと利用者様や患者様の笑顔につながっていると思います。そんな笑顔の連鎖が作れたら理想的だなと考えています。
吉田 龍太
埼玉県出身
リハビリの専門学校を卒業後、理学療法士として自靖会に入職。
勤続13年。現在は老健めぐみのリハビリテーション課の課長。
趣味は、アウトドア。