尿に蛋白が出たら?

尿に蛋白が出たら?

検診で尿に蛋白がでていると指摘されたとき、あなたはどうしますか?

検尿の試験紙法では蛋白(-)が正常値です。2+や3+であれば病気を心配して外来を受診する患者さんは多いです。一方で蛋白が±や+であった場合、要精密検査と指摘されていてもつい大丈夫だろうと自己判断して精密検査を受けなかったことはありませんか?

蛋白尿が±でも将来、腎不全になる可能性があります。安易に考えずに腎臓病専門医の診察を受けましょう。

※参考文献

夜間頻尿ガイドライン「第2版」
2021 後期研修医がおさえておきたい泌尿器疾患TOP30
ED診療ガイドライン
PDハンドブック

解説した医師
南里正之

南里正之

役職: 院長
専門分野: 腎泌尿器科
経歴:
佐賀医科大学卒業、医学博士
東京女子医科大学腎臓病総合医療センター、佐賀大学医学部泌尿器科、南里泌尿器科医院での勤務後、2021年9月より医療法人社団自靖会へ。現在は井口腎泌尿器科内科・親水の院長として、外来や治療の傍ら、当ブログを執筆中。