尿に蛋白が出たら?
検診で尿に蛋白がでていると指摘されたとき、あなたはどうしますか?
検尿の試験紙法では蛋白(-)が正常値です。2+や3+であれば病気を心配して外来を受診する患者さんは多いです。一方で蛋白が±や+であった場合、要精密検査と指摘されていてもつい大丈夫だろうと自己判断して精密検査を受けなかったことはありませんか?
蛋白尿が±でも将来、腎不全になる可能性があります。安易に考えずに腎臓病専門医の診察を受けましょう。
※参考文献
夜間頻尿ガイドライン「第2版」
2021 後期研修医がおさえておきたい泌尿器疾患TOP30
ED診療ガイドライン
PDハンドブック
解説した医師
井口 靖浩
役職:理事長
専門分野:腎泌尿器科・血管外科
経歴: 鳥取大学医学部卒、医学博士
東京女子医科大学腎臓病総合医療センター等での勤務後、2003年医療法人社団自靖会・理事長(現任)、2006年医療法人社団光靖会・理事長(現任)となり現在に至る
専門医資格・指定医資格等:日本泌尿器科学会 指導医・専門医
日本透析医学会 専門医
所属学会等: 日本泌尿器科学会 日本透析医学会 日本移植学会 等